UDP-205におけるMQAのUSBDAC入力は,ファームウェアバージョン UDP20XJP-60-0625 より対応します。それ以前のファームウェアでは対応いたしません。また,USBDACファームウェアの更新も必要となります。詳しくはUDP-205のサポートページ内のソフトウェアアップデートの項をご参照ください。
USBDACファームウェアについて
プレーヤーのUSBDACファームウェアのパージョンを確認するには,セットアップメニューから「機器設定 -> ファームウェア情報 -> DACバージョン」を参照してください。
USBDACファームウェアの更新は必須ではありません。USBDAC機能を用いてMQAを再生したい場合のみ,更新をしてください。
USBDACファームウェアのアップグレード手順
ご自身の環境に該当するアップグレードツールをダウンロードし,手順書をご参照ください。
UDP-205 USBDAC Firmware Upgrade Manual
a)Mac OS X:OSX用USB DACファームウェアアップグレードツールをダウンロード
注:2023/03/20現在、macOS用ツールについては、代理店にてOSX環境を用意することができないことに加え、米国OPPO Digitalの事業終了によりテクニカルサポートが望めないことから、動作保証をすることが出来ません。予めご承知おきください。
b)Windows:Windows用USB DACファームウェアアップグレードツールのダウンロード
USBDAC機能でMQAを利用する場合,以下の仕様があります。
- UDP-205にMQA処理を行わせる場合には再生ソフトウェア側の設定調整が必要となる場合があります。例えば,Audirvana Plus 3では “No MQA device detected” を ”MQA Decoder” と設定して使用してください。Roonを使用する場合(Roon CoreやBridgeにUSBDACとして接続する場合)は,”MQA Capabilities” を ”Decoder and Renderer” とし,”Enable MQA Core Decoder” を ”Off” としてください。
- USBDAC入力したデータがプレーヤー側でMQAとして処理されているかどうかは,ディスプレイ画面の上段右側にステータスが表示されます。表示されていない場合は,リモコンのINFOボタンを押下してください。「MQA (OFS 192kHz)」「MQA Studio (OFS 352.8kHz)」などといった表示がされている場合,UDP-205ではMQAとして処理されております。プレーヤー本体のフロントパネルでは詳細は表示されません。また,Core Decodeのみ行われたものがアナログ回路へ送られます。※ハードウェアの制約により今後のファームウェアアップデート等でもフルデコード可能とはなりません。
- 通常のUSBDAC機能と同様に,デジタル出力はされず,マルチチャンネルに対応しません。
- 再生ソフトウェアなどのデジタルボリュームやEQは使用せず,無加工・フルボリュームで出力するようにしてください。ボリュームを揃える機能であるリプレイゲイン機能やノーマライズなども使用しないようにしてください。MQAでは,必要な情報が音声データ自体に存在するため,デジタルボリュームなどのデータが変化する処理を前段で行うとフォーマットが変質し,後段で正しくMQAとして認識されません。
Posted in: UHD Blu-ray プレーヤー