BDプレーヤーBDP-105DJP/BDP-105JP/BDP-103DJP/BDP-103JPにつき,さらなる品質向上を目的としてファームウェアのアップデートを実施いたしました。今後とも,弊社製品をご愛用賜りますようお願い申し上げます。

* 内容は2014年5月26日現在のものであり,変更される場合があります。

リリースノート

作成日:2014年5月15日
メインバージョン: BDP10XJP-75-0515
ローダーバージョン: 6U1000 or 7B1300 (BDP-103), 7B1300 (BDP-105, BDP-105D, BDP-103D)
サブバージョン: MCU103-05-0916 (BDP-103), MCU105-04-1113 (BDP-105), MCU13D-01-0618 (BDP-103D), MCU15D-01-0930 (BDP-105D), DB10X 131030 (BDP-103D, 105D)

今回のファームウェアアップデートについての重要なご案内

  1. 本ファームウェアを適用する場合、過去にリリースされた正式版およびベータ版のファームウェアに書き戻すことができなくなります。本ファームウェアを適用しても、将来の正式版およびベータ版のファームウェア適用に支障はありません。通常の利用において,お客様が過去のファームウェアに戻す必要は一切ございませんので、OPPO Digital社製品をお使いの際は常に最新のファームウェアをお使い頂きますようお願い申し上げます。
  2. メジャーバージョンのファームウェアアップデートを適用する場合、ファームウェアアップデート後に工場出荷時にリセットする必要があります。ファームウェアアップデート後にリセットしないでご利用になると、不安定な状態となり正常な動作になりません。諸設定についてファームウェアをインストールする前にメモ等に書き留めていただき、ボリューム値を含めた諸設定を行ってからメディアを再生してください。
  3. 本ファームウェアで追加されたCPRM機能およびDTCP-IP機能は,ライセンスの関係上JPモデルとして出荷された個体のみでの対応となります。BDP-10X系モデルの海外向け製品についてはCPRM機能およびDTCP-IP機能はご利用いただけませんのでご了承ください。

更新内容

  1. スピーカー設定メニューのスピーカー距離から計算される音響伝播の遅延量演算のバグを修正しました。
  2. BDP-10X系モデルに対し認証されたNetflixの最新バージョンへのアップデートを実施しました(Netflixは日本ではご利用いただけません)。
  3. ベルリン・フィルハーモニーの展開する「デジタルコンサートホール」動画配信機能を追加しました。これにより、世界有数のオーケストラであるベルリン・フィルのコンサートを、HDクオリティのライブ映像または録画映像でお楽しみいただけます。
  4. ギャップレス再生のパフォーマンスを向上しました。これにより3曲目を演奏開始する前に2曲目を2度再生する、などの問題が解決されています。また、WAVファイル再生時にGracenoteの楽曲情報の取得ができないという問題も解決されています。
  5. スピーカー設定メニュー内のユーザー設定(サイズ、距離、トリムレベル)が誤ってヘッドホン出力に対して適用されてしまう問題を解決しました。このベータ・ファームウェアではアルゴリズムを修正し、ヘッドホン出力信号に対しスピーカー設定の変更が反映されないようになりました。
  6. BDP-103JPおよび103DJPに対してセーフティ機能を追加しました。これにより、SACD出力フォーマットは出荷時設定ではPCMが選択されるようになりました。これは、この2機種に使用されているDACが、DSD信号に対しボリュームコントロールを行うことができなかったためです。そのため、DSDストリームを検出するとアナログボリュームのレベルは自動的に100に戻る仕様となっていました。今回のセーフティ機能により、DSD信号を検出するとDACに送る前にDSDストリームは強制的にPCMストリームとしてデコードされ、これによってSACDディスクを再生する場合でもボリュームコントロールが利くようになりました。
  7. BDP-103DJPおよび105DJPで、フレームレート50Hz/60Hzの解像度がサポートされるようになりました(HDMI1出力に対しYCbCr4:2:0フォーマットのみ) 。これに伴い、該当機種の4k x 2k 出力の工場出荷設定は「オート4k 50/60Hz 4:2:0」となっています。
  8. 機器設定メニュー内の「工場出荷設定に戻す」で、YouTube Leanback機能のユーザーアカウント情報が消えないという問題を解決しました。
  9. 電源投入後に「A/V同期」データが同軸デジタル出力および光デジタル出力に自動的に適用されない問題を解決しました。
  10. メディアセンター機能(ホームメニュー上のMusic[音楽]、Photo[写真]、Movie[動画]のそれぞれ)に対するファイルのソーティングアルゴリズムを改良しました。これにより、これらの再生アプリで、ファイル名の冒頭か末尾に定義された数字を自動的に検出し、数字順にファイルの並べ替えを行います。トラックナンバーが記載されたアルバムでは、適切な曲順で再生が行われるようになりました。
  11. PCMオーディオフォーマットに関して、352.8kHzまたは384kHz/24ビットのサポートが追加されました。(BDP-105DJPのUSB DAC入力使用時のみ)
  12. 動画ファイルで使用されている、焼きこみ字幕でない独立の字幕情報に対し、表示タイミングの調節が追加されました。この機能は、USBメモリーやUSBハードディスクに収納した動画ファイルを再生するときに限り有効となり、オプション→字幕調節→同期とGUI上で操作をしてください。
  13. Mac OS Xを使用してBDP-105DJPのUSB入力を利用した場合に、サンプリング周波数の切り替えに失敗する問題を解決しました。
  14. WindowsのUSB DAC用ドライバの最新バージョンv2.22を公開いたしました。このドライバは、BDP-105JP、105DJPと近日発売予定のヘッドホンアンプHA-1(JP)に対して互換性があります。最新バージョンにアップデートする前に、必ずご使用のパソコンから旧バージョンのOPPO USB DACドライバを削除してください。
  15. BDP-105DJP、BDP-105JP、BDP-103DJP、BDP-103JPがCPRMおよびDTCP-IPに対応しました。本DTCP-IP機能は各社レコーダーの全ての機能に対応することを保証するものではありません。
  16. ディスク再生の全般的な互換性が向上しました。

過去のファームウェアで追加された全ての機能と改善点は本バージョンに搭載済みです。

機能追加の方法

詳細はBDP-10xシリーズ向けダウンロードのページをご確認ください。